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お金が貯まらない。
多くの人から聞こえてくる言葉ですよね。
「お金が貯まらない。どうすれば貯まる?」
お金が貯まらないと嘆く人多いですよね。
そんな貯金ゼロの人向けに最低ラインのお金の貯め方について解説していきます。
「3つの銀行口座で目的別に最低ラインまでお金を貯めよう!」
お金を貯めていくために3つの銀行口座を作ります。
なぜ3つかというとそれぞれ目的にわけて口座を使っていきます。
3つの目的別は以下となります。
- メインで使う銀行口座
- 引き出しにくい貯める銀行口座
- 投資するようの殖やす銀行口座
今回は本を読んで勉強した内容を噛み砕いて解説していきます。
参考にしたのはこちら。
3年間で120万円貯金できる! 手取り月20万円からの 3つのサイフでらくらく貯まる方法
Amazonで1,000円だせばおつりが返ってくる金額で購入できます。
1,000円の出費で120万円貯めれたらめちゃコスパいいですよね。
実際に本を買わなくても、本サイトの内容だけでも実践さえすれば貯めていくことができます。
それでは内容をみていきましょう。
メインで使う銀行口座
給料の振込や光熱費の支払い、クレジットカードの引き落としなど日常生活で使う生活費を入金しておくメインで使う口座のことです。
ここで大事なのが、振り込まれた給与よりも毎月の支出が上回らないように管理することです。
当たり前ですよね。
この当たり前のことができていないから貯金がないわけなんですね。
銀行口座はどこでもいいと思います。
みずほ銀行や三井住友銀行など大手がいいでしょうかね。
貯める銀行口座
文字のごとく貯める口座ですね。
使う口座にあると使ってしまう可能性があるため、貯める口座にあえてわけます。
貯める口座のキャッシュカードは家に置いておくなどの工夫をすることで、すぐに引き出すことができない環境にします。
ゆうちょの口座などが貯まる口座としては適切ですかね
投資して殖やす銀行口座
資産運用などの投資をしてお金を複利で殖やしていくお金に回す銀行口座です。
殖やす口座は証券会社などに入金、出金がしやすいようにインターネットバンキングが利用できる口座がおすすめです。
ネットバンキングが使える銀行は多いので、自分の使い勝手のいい銀行にしましょう。
これで3つの銀行口座の目的がわかりました。
次にどのようにお金を貯めていきかみていきましょう。
メインで使う口座にはつねに手取り月収の半分以上を余分に入金しておく!
これは余裕資金となります。
まず、毎月給与が振り込まれますね。
その金額の中で毎月生活していきます。
支出が収入を上回らなければ、まず家計簿は健全です。
余った分を貯金にまわしていくとお金がコツコツ貯まっていきます。
でも、収入より支出が上回ってしまうと貯金どころじゃなく、赤字です。
そんな状態を続けてはいけません。
そうはいっても、急な出費などでイレギュラーで収入を支出がこえる場合もあります。
そんなときに、使う口座に手取りの半分が余分に入金されていれば、まかなうことができます。
ここで大事なのが、収入を上回ってしまった月の翌月は必ず赤字の部分をおぎなえるように節約しましょう。
手取り月収の10%を余らせるのを5ヶ月続ける!
それでは、どうやってメインで使う口座に手取り月収の半分を貯めていくかというと、手取り月収の10%を余らせるようにやりくりして、5ヶ月続けます。
10%×5ヶ月=50%
これで手取りの50%が貯まります。
毎月10%余らせるにはどうしたらいいか?→まず固定費を削減する
固定費とは、毎月支払う金額が同じものです。
まずは固定費を見直して、無駄がないか洗い出します。
無駄を排除して、必要最低限まで抑え、手取り月収の65%くらいでおさまるように調整します。
残りの35%が変動費で使える金額となります。
それでは固定費にはどんなものがあるか洗い出しましょう。
- 保険料
- 家賃
- 通信費
- 水道代
- 奨学金
- 小遣い
- 手取りの10%の余分
独身一人暮らしだとだいたい上記の内容になります。
生命保険料やがん保険料は毎月支払う場合と年間で払う場合など、様々あると思います。年間で支払う場合でも12ヶ月でわって1ヶ月あたりの金額で計算していきます。
水道代は地域によって変動する場合もあれば、毎月固定のところもあります。
固定のところが多いと思うので、今回は固定費に含んでいます。
もし毎月変動する場合は、固定費ではなく、次に出てくる変動費に含めれば大丈夫です。
奨学金は学生の頃借りてた人は多いと思うので、毎月返済していく必要があります。これも固定費として計算しましょう。
小遣いは、毎月自由に使えるお金です。この小遣いで好きに使えるものがないと苦しいので遊ぶ金額もあらかじめ決めておいて予算内で遊びましょう。
そして、先に貯めていく10%分を算出しておくことがポイントです。
固定費と変動費を計算して、余った分を貯めようとすると、
「いや、余らない」という事態になりかねません。
それを回避するひとつの方法として、先に貯まる分を含めて計算する。
その上で、変動費を予算内でおさまるように調整していくほうがやりくりしやすくなります。
それでは、この固定費を毎月の収入の手取り月収のどれくらいの割合にすればいいか理想的な割合を表でまとめておきます。
項目 | 理想的な割合 |
---|---|
保険料 | 4% |
家賃 | 21% |
通信費 | 14% |
水道代 | 2% |
奨学金 | 7% |
小遣い | 7% |
手取りの10% | 10% |
合計 | 65% |
固定費だけで、手取り月収の65%となります。
固定費だけで手取り月収の半分以上となるため、先に見直すのは固定費となるわけですね。
だから、固定費さえ見直しができれば、あとは自動的に毎月10%貯まっていく仕組みを作ることができます。
あとは変動費を手取り月収でやりくりをする
変動費とは、毎月の支出が変わるものです。
ここでは大きく以下の3つに分類します。
- 浪費
- 消費
- 投資
浪費とは、不要な出費のことです。
消費とは、必要不可欠な出費のことです。
投資とは、将来の自分のための出費のことです。
3つのカテゴリの内訳もみてきましょう。
【浪費】
- 飲み会代
- 交際費
【消費】
- 食費
- 電気代
- 被服代
- 消耗品
- 散髪代
【投資】
- 自己投資
- 勉強するための本
3つのカテゴリの内訳をみていくと細かいですよね。
家計簿とかつけて挫折する人って細かくつけようとしすぎて長続きしない人が多いです。
なので、そんな人にもおすすめなのが、細かいことは気にせず、お金を使ったときはそれが「浪費」なのか「消費」なのか「投資」なのか、どれになるのか考えます。
そしてそれぞれの予算内でやりくりしていきます。
理想的な割合をまとめておきます。
カテゴリ | 理想的な割合 |
---|---|
浪費 | 10% |
消費 | 20% |
投資 | 5% |
合計 | 35% |
先ほどの固定費だけで手取り月収の65%でしたね。
そのため変動費として使えるのは手取り月収の35%です。
100%-65%=35%
その35%を3つにわけると上記のような割合となります。
これだけを見ると「きっつ!」て思うかもしれませんが、固定費でお小遣いとしてすでに計算しているのがポイントです。
お小遣いは自由に使えるので、この変動費には含みません。
ここまでで手取り月収の使い方が決まりましたね。
項目 | 理想的な割合 |
---|---|
固定費 | 65% |
変動費 | 35% |
合計 | 100% |
これが自分の使っていいお金、つまり予算というわけです。
このように事前に理想的な割合がわかっていれば、お金をどのように使っていくが計画がたてられますね。
この計画をたてるということがお金を貯めていくには非常に重要です。
メインで使う口座に手取りの半分を貯めることで、計画をたてて予算内におさめようとする良い家計癖を身につけましょう。
次に貯める口座に手取り月収の6ヶ月分を貯めていく!
手取り月収の半分がメインで使う口座に貯まったら、ある程度余裕ができます。
その状態のまま、次は貯める口座に手取り月収の6ヶ月分を貯めます。
貯める口座に6ヶ月分があれば、もし何かあったときにお金が必要になれば、すぐに使える現金が手元にあると気持ちが全然違います。
3年4ヶ月かけて手取り月収の15%を貯める口座に送金して貯めていく!
手取り月収の毎月10%余らせることが半年できるようになったら、次は15%余らせるようにします。
10%→15%余らせる
手取り月収の15%余らせた余分はすぐに使わないように貯める口座に送金しておきます。
15%を1年続けると手取り月収のだいたい2倍くらいが貯まります。
15%×12ヶ月=180%
180%というのは、手取り月収の1.8倍ということ。
それをだいたい3年くらい続けると、540%となります。
180%×3年=540%
あとは、15%を4ヶ月すると、手取り月収の60%貯まりるので全部で3年と4ヶ月かけて半年分の余分を作っていきます。
15%×4ヶ月=60%
540%+60%=600%貯めるのに3年4ヶ月かかる。
3年4ヶ月もかかるのかと思うかもしれませんが、その後は長期的に殖やす口座に回していくので、10年とか20年の期間になっていきます。
その期間に比べると3年は短いですよね。
3年である程度生活には困らない安定して貯金を確保できるわけですから、早いもんですよね。
実際にやってみることによって貯金0の頃と手取り月収の6倍が口座にあるのでは精神的な安定感も全然違います。
貯める口座に毎月手取り月収の15%を送金するためにはさきほどの固定費の理想的な割合が少しだけ変わります。
項目 | 理想的な割合 |
---|---|
保険料 | 4% |
家賃 | 21% |
通信費 | 14% |
水道代 | 2% |
奨学金 | 7% |
小遣い | 7% |
手取りの15% | 15% |
合計 | 70% |
固定費なので他の部分は変更しません。
手取り10%から手取り15%に貯めていく金額を増やすだけです。
そうすると、固定費で手取り月収の70%となります。
つまり、変動費を削減していきます。
カテゴリ | 理想的な割合 |
---|---|
浪費 | 8% |
消費 | 17% |
投資 | 5% |
合計 | 30% |
浪費を10%から8%へと2%減らします。
消費も20%から17%へと3%減らします。
よって合計で5%減らしたことになるので、貯めていく10%から15%に増えて5%分を変動費から捻出することができます。
たったこれだけなので、このステージまできてたらそんなに苦になりません。
ここでもポイントをお伝えすると、さきに小遣いとして7%余分をとっているので、そんなに精神的に追い込んではいません。
小遣いの分は変動費として含みません。
ここでも手取り月収の割合をまとめておきます。
項目 | 理想的な割合 |
---|---|
固定費 | 70% |
変動費 | 30% |
合計 | 100% |
あとは、予算内でやりくりを安定してコツコツ続けていくだけです。
そんなに難しくはないですよね。
最後に投資して殖やす口座にお金を定期的に貯めていく!
年を取って仕事を辞めたあとなどは、必ず投資の知識が必要になります。
そのため、投資の勉強は誰もがする必要があります。
60歳になって投資初心者では退職金などの大金をギャンブルのように一発でなくしてしまう可能性があります。
それよりかは、若いうちから少額でも投資して年利1%でも、複利で運用することにより、投資の知識が身につき、お金を安定して貯めていくことができます。
毎月手取り月収の15%を投資して殖やす口座に送金し、投資の金融機関に送金して運用していく
メインで使う口座と貯める口座に、十分に貯金がある状態になっているので、そのまま毎月15%を余らせて、余分を殖やす口座に送金します。
送金したお金を投資できる金融機関の口座に送金して、運用していきます。
これを始めるのが3年後か10年後かを考えたときにできるだけ早いほうがいいですよね。
できれば20代のうちからはじめておきましょう。
【実践】実際に手取り月収17万で予算を立ててみた
ここまでは、手取り月収のパーセンテージだけで表示していました。
それは、人によって手取り月収が違うからですね。
そこで具体的な数字を用いて説明していきたいと思います。
まあ、ここでは実際にサラリーマンやってる私の手取り月収で予算や計画をたてていきたいと思います。
まず、毎月の手取り月収は17万円です。
ここから固定費を計算していきましょう。
項目 | 理想的な割合 | 理想的な金額 | 現実の金額 | 現実の割合 | 現実-理想 |
---|---|---|---|---|---|
保険料 | 4% | ¥6,800 | ¥1,660 | 1% | -3% |
家賃 | 21% | ¥35,700 | ¥20,000 | 12% | -9% |
通信費 | 14% | ¥23,800 | ¥5,400 | 3% | -11% |
水道代 | 2% | ¥3,400 | ¥1,493 | 1% | -1% |
奨学金 | 7% | ¥11,900 | ¥11,071 | 7% | 0% |
小遣い | 7% | ¥11,900 | ¥10,000 | 6% | -1% |
手取りの10% | 10% | ¥17,000 | ¥17,000 | 10% | 0% |
合計 | 65% | ¥110,500 | ¥66,624 | 40% | -25% |
保険料は医療保険だけ加入していて、年間で約2万円
12ヶ月でわるとだいたい1,660円となります。
これにがん保険も追加しようと思ってるので、追加して毎月7,000円くらいまでは予算内ということになります。
あと5,000円追加できるとして、
5,000円×12ヶ月=年間で6万円のがん保険に加入できるのか。
よく検討して加入しようと思います。
家賃は、サラリーマンで住宅手当があるので、実際に東京で2万円で住んでいます。
これはでかい。東京の家賃の相場は8万円なので、6万円も安く住めています。
ここでは、理想的な割合で示しているので、家賃補助がないと、たとえ手取り月収が20万あっても東京には住めないってことになりますね。
20万×21%=42,000円
理想的な割合に近づけるためにその分をほかで削る必要があります。
通信費は携帯代で4,000円、ブログ運営するためのサーバー代で1,400円なので合計で5,400円となります。
この辺も理想よりも安く抑えることができています。
水道代は東京は固定で2ヶ月に1回¥3,000かかります。
奨学金毎月コツコツ返済していかないとですねー。
早く返済終わりたい。
小遣いはキリの良い数字で1万円を自由に使ってます。
あとは、毎月10%を余らせるように変動費をやりくりしています。
それでは変動費についてみていきましょう。
カテゴリ | 理想的な割合 | 理想的な金額 | 現実の金額 | 現実の割合 | 現実-理想 |
---|---|---|---|---|---|
浪費 | 10% | ¥17,000 | ¥55,000 | 32% | +22% |
消費 | 20% | ¥34,000 | ¥80,000 | 47% | +27% |
投資 | 5% | ¥8,500 | ¥15,000 | 9% | +4% |
合計 | 35% | ¥59,500 | ¥150,000 | 88% | +53% |
変動費のほうが理想よりも使いすぎてしまっている状況です。
この変動費を削減していく必要があるという課題が浮き彫りになりました。
全体をまとめると、
項目 | 理想的な割合 | 理想的な金額 | 現実の金額 | 現実の割合 | 現実-理想 |
---|---|---|---|---|---|
固定費 | 65% | ¥110,500 | ¥66,624 | 40% | -25% |
変動費 | 35% | ¥59,500 | ¥150,000 | 88% | +53% |
合計 | 100% | ¥170,000 | ¥216,624 | 128% | +28% |
約30%の赤字となっています。
まずは赤字財政を修正する必要がありますね。
と、このように自分のお財布事情の診断をすることもできます。
現状把握して、理想的な姿に向かって課題解決していきましょう。
仕事と一緒ですね。
ただ、お金のことについてなにもしてこなかっただけ。
私の場合は固定費は健全だけれども、変動費が大幅赤字であることがわかりました。
変動費を削減する対策を考えていきたいと思います。
じゃあどうすればいい?→浪費と消費を減らす
予算オーバーしてる浪費と消費を減らしていきましょう。
項目 | 現実の割合 | 修正後 | 差 |
---|---|---|---|
固定費 | 40% | 40% | 0% |
変動費 | 88% | 60% | -28% |
合計 | 129% | 100% | -28% |
変動費を全体的に29%削減する必要があります。
変動費のカテゴリでみていきましょう。
カテゴリ | 現実の割合 | 実際の金額 | 修正後 | 予算 | 金額差 | 割合差 |
---|---|---|---|---|---|---|
浪費 | 32% | ¥55,000 | 20% | ¥34,000 | -¥21,000 | -12% |
消費 | 47% | ¥80,000 | 35% | ¥59,500 | -¥20,500 | -12% |
投資 | 9% | ¥15,000 | 5% | ¥8,500 | -¥6,500 | -4% |
合計 | 88% | ¥150,000 | 60% | ¥102,000 | -¥48,000 | -28% |
毎月5万円も多く出費があったので、これからは予算内におさまるようにやりくちしていきたいと思います。
まとめると、手取り月収17万円の場合
項目 | 実際の金額 | 実際の割合 |
---|---|---|
保険料 | ¥1,660 | 1% |
家賃 | ¥20,000 | 12% |
通信費 | ¥5,400 | 3% |
水道代 | ¥1,493 | 1% |
奨学金 | ¥11,071 | 7% |
小遣い | ¥10,000 | 6% |
手取り10% | ¥17,000 | 10% |
浪費 | ¥32,300 | 20% |
消費 | ¥59,500 | 35% |
投資 | ¥8,500 | 5% |
合計 | ¥168,416 | 100% |
【まとめ】自分の状況にあわせ目的別に3つの口座でお金を貯めていこう!
お金についていままで学んできませんでした。
社会人になって本を読むようになり、お金について徐々に勉強しています。
みなさんも独身一人暮らしでサラリーマンやってると中々厳しい状況の方は多いと思います。
特に東京に住んでいると家賃だけで給料の半分以上は持っていかれるなんてこともよくありますからね。
お金がないうちは実家暮らしするのが最強にコスパいいですよね。
あとは、家族との関係や自分の時間をどっちに重きを置くかの違いですね。
今回は、お金が貯まらないと嘆くだけではなく、ではどうやったら貯めていくことができるかの方法について紹介しました。
3つの銀行口座を作って、使う、貯める、殖やすの3つに分類します。
そして、まずは使う口座に手取りの半分を余分として残します。
手取りの余分を残すためには固定費、変動費を削減していく必要があります。
変動費の中には、浪費と消費、投資と3つのカテゴリにわけて、できるだけ浪費を減らしていきます。
あとは、消費も可能な限り減らしていきます。
あとは贅沢などは固定費の小遣いの中から使っていきます。
このようにわかりやすい手順があれば、まず自分がどこの状態だから、何をすればいいいかの助けとなれば幸いです。
今回は勉強して独身一人暮らし向けに必要な内容をまとめました。
他にも細かいところのテクニックなども書かれていますので、気になった方は是非手にとって読んでみてください。